鍼灸のすすめ

鍼灸のすすめ

東洋医学について

わが国は世界一・の長寿国となりましたが、その反面、高度医療による人間性の問題、医療費の高騰、薬の副作用など、現代医療も新たな問題に直面しています。
こうした背景から、いま東洋医学が自然に則した医療として見直されています。

また、WHO(世界保健機関)においては、1989年世界会議の席上、鍼灸を全世界に積極的に普及させることが提唱されるなど、今や鍼灸は東洋のみならず全世界、全人類の医療としてはばたこうとしています。

東洋医学について

鍼・灸は予防医学のひとつです

どんな健康な人でも、骨格や筋肉、内臓にちょっとした“ひずみ”を持っています。病気ばかりでなく体質の改善、病気の予防、健康管理に鍼・灸を多いに御利用ください。

鍼・灸の効果は科学的にも解明されつつあります。
痛みの軽減、血流の改善や皮膚温の上昇など、自律神経系、内分泌系、免疫系に作用することが確認されてきております。

東洋医学の最大の特徴は、精神と肉体を一体としてとらえることにあります。鍼灸治療は「身体」の調整ばかりでなく、「心」の調整を図ることを重要視します。

鍼・灸は予防医学のひとつです

ツボ(経穴)・経絡とは?

東洋医学の重要な概念の一つに「気血」があります。
気血とは今風に分かりやすく言えば「エネルギー」と表現するに近いものです。
その気血の流れる通路のことを経絡といい、全身に12 本の特性を持った流れがあります。
そしてツボ(経穴) は経絡上の要所にあり、ちょうど地下鉄が駅で地表と通じているように、体表との開口部であり、全身に360余り存在します。

ツボは精細に探れば、臓月府につながる経絡の変調を知ることが出来、適切な鍼灸刺激を与えると、体の調整が可能となる治療点であります。

ツボ(経穴)・経絡とは?